【パチプロ日記】勝てる羽根物講座⑫~基本編:現行機種の役物チェックポイント(後半)~
- 2021/07/29
- 2017/01/11
ポトフです。
前回は”現行機種の役物チェックポイント(前半)“を書きました。
今回は”現行機種の役物チェックポイント(後半)“を紹介していきます。
機種別に役物を見極める!!
【ビッグシュータZERO】
ビッグシュータシリーズの最新作です。
役物は他のビッグシュータと基本的に同じです。
違うのは、大当たりの消化です。
継続型の大当たりと固定ラウンド型の大当たりの融合型です。
この機種は
・役物上段での玉の速度と動き方
・役物下段での動き方
・役物上段での左右の傾き
をよく見ましょう。
○役物上段での玉の速度と動き方
役物上段で奥のローラーに行くまでの速度と動き方に注目。
基本的には真ん中に向かいやすい台が良いです。
経験的に玉が遅すぎず速すぎず、そこそこの速さでローラーに向かう台が良かった事が多いです。
また、ローラーに玉が当たってそこですぐ左右に落ちずに、ローラーで玉が止まり粘ってくれる台も良いです。
良い台はローラー通過率1/5付近が多かったです。
○役物下段での動き方
ローラーから下段に行き、V入賞に向かいます。
ここも基本的には真ん中にストレートに落ちていく玉が多いほど良い傾向にあります。
後、野球で言うシュート・カーブのように曲がってV入賞するパターンもあります。
経 験的にシュート軌道(右から真ん中による)が良く決まる台はV入賞率が良い事が多かったです。
良い台はV入賞率1/2付近が多かったです。
○役物上段での左右の傾き
大当たりの85%が継続型の大当たりです。
過去の継続率型のビッグシュータと同様ですが、役物によって継続率が大きく変わります。
玉が右側に溜まりやすいように、どちらかに溜まりやすい台のほうが、自力継続率は高くなる傾向があります。
まぁ、左羽根から拾われるので体外は右側に溜まりやすいのですが・・・。
しかし、中には左と右に均等にたまったりする台があります。
こうした台の場合、貯留してくれるストッパー解除までに、球が中央にいきにくく、パンクしやすくなります。
この他にも、右側に溜まりやすく、更に溜まった球がこぼれて真ん中にいきやすい。
など、継続率アップする要素を秘めているクセ良し台も存在します。
【祭りだ!サブちゃん】
同社のポチッと一発!おだてブタと基本的に役物構造が同じ機種です。
この役物が好きな人も多く、稼働率が良い店もまだまだあります。
この機種は
・SPルートへ向かう率
・祭りうちわに玉が当たる率
をよく見ましょう。
○SPルートへ向かう率
台によってSPルートへ向かう率が大幅に違います。
左右の傾き、寄り釘の状態にも左右されて、個体差が大きく出ます。
羽根に飛び込む時に玉に勢い がある台が、SPルートにいきやすいです。
ある程度打ち込んで、全くSPルートへ行かない台は要注意です。
○祭りうちわに玉が当たる率
「もっと!レレレにおまかせ!もういっかい!」と同様に、祭りうちわに良く当たる台が良いです。
玉の降りてくる速度にも影響があると思いますが、この部分も個体差が出やすいです。
【シンちゃんにおまかせ~羽根モノの巻~】
演出や細かい部分に違いはありますが、基本的に「もっと!レレレにおまかせ!もういっかい!」と同じような考え方で良いです。
この機種は
・ローリングドラムの拾われやすさ
・しんちゃんに蹴られる率
をよく見ましょう。
○ローリングドラムの拾われやすさ
この機種は羽根に拾われた後に、SPルートへ向かうローリングドラムがあります。
台によってローリングドラムへ拾われる率が違います。
また、寄り釘によっても拾われ率が変わります。
○しんちゃんに蹴られる率
これも台によって個体差が大きく出ます。
しんちゃんにはじかれない台はとことんはじかれない。
でも、優秀な台はしんちゃん蹴られる玉が多いです。
【羽根らんま1/2】
トキオシリーズのようにアナログ抽選による大当たりラウンドが決定する仕様です。
しかし、台によってラウンド振分けに個体差が出ると思われます。
この機種は
・SPルート(右)へよく流れるかどうか
・ラウンド振分けの意識
をよく見ましょう。
○SPルート(右)へよく流れるかどうか
この機種は羽根に拾われた後に、左か右かの分岐があります。
左にいけばノーマルルート、右にいけばSPルート。
「祭りだ!サブちゃん」同様に、左右へ振り分けられる率に個体差が出ます。
右へよく流れる台のほうが良いです。
また、この機種は3個入賞したら3個目は必ずSPルート向かいますので、寄り釘も影響してきます。
○ラウンド振分けの意識
アナログ抽選によるラウンド決定。
しかし、やはりメーカー発表値とは違ったラウンド割合になるケースが多いと思われます。
3R、7Rの穴を回避したら、16Rに到達するのですが、磁石のひっつき具合が良いケースとかは3R、7Rに入賞しやすいように思います。
偏りが出るって事を頭に入れて稼働をしていきましょう。
【ヘブンブリッジ】
多くの羽根物ファンに支持を得た名機のリメイク機です。
出玉が一般的な羽根物より多く、ラウンドが偏ると短期的に爆発も期待 出来る羽根物です。
この機種は
・シーソーの振り分け
・天国ルートでの玉の動き
をよく見ましょう。
○シーソーの振り分け
役物に玉が飛びこんだら、シーソーによって天国ルートと地獄ルートに振り分けされます。
個体差が大きく、良い台は70%、悪い台60%ぐらいで振り分け率の差異があります。
シーソーの左側に、「逆転バット」というギミックがあり、玉を押し戻して天国ルートに導きます。
この「逆転バット」から押し戻される率も台によって個体差が大きいです。
○天国ルートでの玉の動き
回転体に玉が流れた時に、玉の左右の振れ方に注目しましょう。
①玉が奥に行って、手前に戻り、回転体に玉が落ちる。
→この動きがV入賞しやすいです。
②玉が奥に行って、手前に戻り、再び奥に玉が行ってから、回転体に玉が落ちる。
→この動きはV入賞しにくいです。
この①の動きが多いほうが、役物確率が良くなる傾向があります。
【トキオプレミアム】
多くのファンから支持を得たトキオデラックスの後継機です。
トキオデラックスの醍醐味である、アナログラウンド抽選やミニタワーなどを継承しています。
この機種は
・ノーマルルートでの玉の動き
・ミニタワー通過率&決定率
・ラウン ド振り分け&ブンブン丸のキャッチ率
をよく見ましょう。
○ノーマルルートでの玉の動き
トキオデラックスと大きく違うのは、ノーマルルートからの入賞率です。
ノーマルルートでの大当たり比率が高くなっています。
下の役物に玉が行った時、左に落ちやすい動きはノーマルルートからの入賞率が悪い傾向にあると思います。
役物確率が良いのは、ノーマルルートの入賞比率がより高い傾向にあります。
○ミニタワー通過率&決定率
ノーマルルート比率が高くなったとはいえ、やはりSPルートからの入賞も重要です。
前作同様に、ミニタワーをよく通過するほど良いです。
ネカセだけではなく、台の左右バランスなどにもよって、通過率が違うと思うので、個体差がここも出やすくなります。
また、SP決定率も注目したいですね。
下の役物に玉が落ちた時、暴れない玉より、すっと落ちる玉のほうが決定率が高く感じます。
○ラウンド振り分け&ブンブン丸のキャッチ率
前作同様にラウンド振り分けはアナログ抽選です。
その為、台によって個体差があります。
台ごとにラウンド振り分けが若干偏るケースがありますので、ラウンド振り分けも台ごとに意識しておきたいところです。
また、V入賞後のブンブン丸のキャッチ率も注目です。
これも台によって個体差があります。
ここで拾われると7Ror16Rに直行ルートとなりますので、ラウンド比率に影響してきます。
【ワニざんす】
ニューギンの羽根物「ざんすシリーズ」のリメイク機種です。
昔、めちゃくちゃはまった機種で大好きな羽根物の一つです。
この機種は
・SPルート(すももちゃん)の通過率
・ノーマルルートの玉の動き
をよく見ましょう。
○SPルート(すももちゃん)の通過率
真ん中のすももちゃんギミックが上下に動きますが、これを通過するとSPルートへ向かいます。
SPルートからの決定率は台によって、そこまで個体差は無いように感じますが、通過率は個体差が大きいです。
基本的には羽根に拾われて早い軌道で真ん中に向かうほうが、通過しやすいと思います。
○ノーマルルートの玉の動き
この機種の魅力の一つに多彩なノーマルルートからの入賞があります。
色々なパターンの入賞ルートがあります。
ですが、基本的には2つのパターンが多いです。
中央付近から真ん中のワニに当たり、Vへ向かう軌道。
羽根に拾われて、玉が早めに落ちて、両端のワニの頭にあたり、Vへ向かう軌道。
この2つです。
はずれたとしても、この軌道でV入賞に向かう玉が多いほど、役物が良い傾向にある場合が多いです。
【サンダードラゴン】
こちらも昔人気があった羽根物のリメイク機です。
この機種は
・砲台(SPルート)への到達率
をよく見ましょう。
○砲台(SPルート)への到達率
この機種はノーマルルートからの入賞も複数存在しますが、台によってそこまで大きな個体差は無いように感じます。
しかし、砲台(SPルート)への到達率は個体差が大きく出ます。
ビッグシュータの上役物に似ていて、真ん中で玉が粘って残りやすいほうが、到達率が高いように感じます。
なお、この機種は継続タイプもありますが、継続率は台によって個体差はあまり出ません。
ファインプレーやビッグシュータのように、台によって継続率が極端に低いとかはなく、ほとんど同じぐらいの継続率になると思います。
以上、各機種別の役物考察ポイントでした。
これはあくまで一例なので、全てではありません。
しかし、こうした動き方をすればクセが良いってポイントは知っておく判断に役立ちます。
打っている途中に
「役物確率悪いけど、動き方が良いからいけるだろ!!まだ、役物確率が良くなるはず。」
といったように続行か否かの判断に役立てると思います。
役物の判断は長い年月、羽根物を打っていても難しいです。
最初のうちはなかなかわかりませんが、自分なりの経験を積んでいけば、判断の精度が必ず上がっていきます。
難しいですが、これが羽根物の醍醐味の一つです。
さて、台選び・見極め方をここまで解説しました 。
残りは羽根物の店選びについて解説していきます。
最終最後、重要になってくるのが、やはり店選びです。
打つ技術、見極める目を持っても、それを発揮する場所を見つけないと結果には繋がりません。
では店選びはどのようなポイントに注意して探せばよいか?
次回は”店選びをする為の根拠とパターンについて”説明します。
以上、【パチプロ日記】勝てる羽根物講座⑫~基本編:現行機種の役物チェックポイント(後半)~でした。
{羽根物講座バックナンバー}
【パチプロ日記】勝てる羽根物講座②~基本編:羽根物を打たない理由~
【パチプロ日記】勝てる羽根物講座③~基本編:羽根物もデジパチと同じように考える~
【パチプロ日記】勝てる羽根物講座④~基本編:大当たり確率の概念と羽根物のゲーム性~
【パチプロ日記】勝てる羽根物講座⑤~基本編:羽根物の大当たり確率について~
【パチプロ日記】勝てる羽根物講座⑥~基本編:V入賞率を把握する方法~
【パチプロ日記】勝てる羽根物講座⑦~基本編:ポテンシャルの見極め方~
【パチプロ日記】勝てる羽根物講座⑧~基本編:打って確かめるポイント~
【パチプロ日記】勝てる羽根物講座⑨~基本編:羽根物を打つ一連の流れと止め時~
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